梅雨の季節になると、空を見上げることが少し増えます。

朝の空を眺めて予定を考えたり、雲の切れ間を見つけて少し安心したり。
普段であれば気にも留めない空模様が、いつもより少しだけ気になる季節です。

そんな日々を過ごしていると、晴れの日は、当たり前ではなくなります。
梅雨の晴れ間、テラスから見える富士山が、驚くほどくっきりと姿を見せる日があります。

青い空や、風の心地よさ。
遠くまで見渡せる景色。

それらは何ひとつ変わっていないはずなのに、この季節には、少し違って見えることがあります。
いつもそこにあるものほど、気づくきっかけは案外少ないものです。

だからでしょうか。

季節がひとつ進むたび、見慣れた景色まで、新しく見えることがあります。

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